「すべての炭鉱からダイヤモンドが生まれるわけではないように、すべての茶畑から最高品質の紅茶が生まれるわけではありません」
NEWBYでは、世界各地の選りすぐりの茶畑でそれぞれ最も収穫に適した時期に摘まれた一級品の茶葉を厳選し、使用しております。主にインペリアル・ピッキング(一芯一葉摘み)かファイン・ピッキング(一芯二葉摘み)のものを選んでおり、機械によってピッキングされた茶葉はNEWBYでは使用しておりません。
NEWBYの紅茶がベストなものであるということを証明するための一要因として、本日はNEWBYのセレクション・プロセスについてお話ししましょう。
NEWBYがブレンドをセレクトするごとに約200カップのお茶が試飲されます。このステップは、地域ごとに約10~15のトップ・ティー・ガーデンからお茶のサンプルを取り寄せ、セレクトすることから始まります。これらのガーデンは、NEWBYのマスター・ティー・テイスターらが慎重に選びます。推薦リストに載せる前に、ティー・エステートの事前調べもしっかりとなされています。
他の農作物と同様に、お茶にも旬のシーズンがあります。その時期をプライム・クオリティー・シーズンと呼び、その時期に摘むことをフラッシュという言葉で表現しています。ファースト・フラッシュは3月から5月で、セカンド・フラッシュは6月から8月です。NEWBYでは、品質がピークを迎えるこれらの時期に買い付けを行なっております。常に最高のクオリティをお客様にお約束するためです。
買い付け候補先となったガーデンからNEWBYの購買部にサンプルが届くと、それらを選考して数を絞り、ロンドンの本社へ候補のサンプルを送ります。そして、マスター・ティー・テイスターが最終的な比較テイスティングを行ないます。テイスティングのプロセスでは、そのブレンドのこれまでの特長を損なわず、より良く保てるものを選別することを重要視しています。この試みをNEWBYはインターナル・ベンチマーク(社内目標対象)としています。最終リストに挙がった候補は再度テイスティングされ、そのお茶が最高の水準に見合うと確証できるかどうかを確認します。
そして、この最終選考の結果に基づいたサンプルをサプライヤーに要求します。NEWBYの要求が付加されたサンプルをテイスティングして比較した結果、新たなサンプルの品質がこれまでのものと同等か、より勝っていると判断された場合、最終承認となります。
お茶は非常に繊細でダメージを受けやすいため、NEWBYではサプライやーに、ガーデンでパッキングされたお茶をさらにポリエチレンの袋で二重に包むよう、お願いしています。NEWBYのサプライヤーは、購入したお茶を安全に取り扱ってほしいという私たちの方針を理解しており、輸送に使用されるものが清潔で湿気をおびておらず、汚染の心配が無いよう注意を払っています。サンプルは、EU残留農薬基準(Maximum Residue Level: MRL) とインド食品安全基準局(Food Safety & Standards Authority India: FSSAI)の規定と照らし合わせ、コンプライアンスをチェックするためにも使用されます。NEWBYが定めた独立系研究所によって、サンプルがこれら全ての観点をクリアしていると認められた場合のみ、サプライヤーはそのお茶をNEWBYに輸送することを許可されます。
(参考文献: Newby Teas資料、Gulf Connoisseur October/November 2013、Fine Foodies –Autumn 2012 、等)
3. A connoisseur must judge tea by its character and not by its appearance.