「紅茶には人生があります。紅茶は生きていて、呼吸しています。私たち人間と同じです」
NEWBY創設者でCEOのセティア氏は言います。
「紅茶も人間と同じです。良質の紅茶は棚の中でも棚の中でも良い人生を送るべきです。ひどい状態でパック詰めされてしまえば、その紅茶の人生は台無しです。現在、多くの紅茶会社が、40や50もの紅茶ブランドを絶え間なく扱っているパッケージング企業にパック詰めを依頼していますが、それでは茶葉が、風呂掃除をしていない公衆浴場に入れられているようなものですよ!」
紅茶が良い人生を送れるようにと、インド・カルカッタ近郊に保管、ブレンド、パッキングのための自社工場を建設し、所有していることこそが、NEWBYの最も重要なポリシーです。このポリシーについて、詳しくお話しします。
お茶の生育地域の多くは、インド、中国、ネパール、スリランカなど、アジアにあるため、製造施設をそれらに近い土地に立てるのは、ごく当然のことでした。生息地から工場までの輸送時間を早めることは、製品の鮮度を保つことになります。茶葉を低温および低湿度の環境で年中保管し続けることは大切であり、熱帯地域ではなおさらです。そのため、NEWBYの製造施設では気候的な要素を管理し、工場内の空気を新鮮な状態に保つようにしております。
工場内には室温が8℃から12℃に保たれている特別な低温室が設置されており、そこで緑茶やハーブテイーを保管します。緑茶は紅茶と違い、発酵を促し高温で乾燥させるプロセスを経ないので、暖かい気温下では茶葉が茶色や灰色に変色してしまい、美味しく味わうことができなくなります。よって、NEWBYではそれら茶葉を、開封時まで新鮮さを保つことのできる高バリアのパッケージ素材で密封するまでの間、低温室で保管するようにしております。
NEWBYのチームは茶葉を工場に運ぶ輸送車の点検や、積み荷ごとに損傷や汚れがないかどうかの点検も行っております。どちらに関しても、品質管理部によるより細かい点検がなされております。
トレーサビリティ(追跡性)を確かなものにするために、受領とともに各茶葉にPINナンバーが割り当てられ、茶葉の袋は保護性を高めるためにさらに上から慎重に包装されてあらかじめ指定された場所で保管されます。そして、荷揚げサンプルと呼ばれている新鮮なサンプルを、輸送前のサンプルと比較するテストを再度行い、品質をチェックします。
ロンドンで承認されるために送られたサンプルを使用し、ブレンド作業および比較テストが行われ、検閲的な承認がなされると、それぞれ、EUの残留農薬基準(Maximum Residue Level: MRL)とインド食品安全基準局(Food Safety & Standards Authority India: FSSAI)の基準を満たしているかどうかを確認するための認可ラボに送られます。すべての項目においてクリアしたブレンドのみが、商業用として再現することを許されます。
NEWBYではパッキング方法も同様に重視しております。茶葉は光や水分量、空気の汚染によるダメージを受けやすいということを考慮し、NEWBYではパッケージ素材としてアルミニウムとPET(ポリエチレン樹脂)を採用しました。NEWBYのティーバッグのラミネートは、双方を含む多重素材となっており、それは高価なものではありますが、お客様に最善の紅茶体験をもたらすために必要な価値があるものだと信じております。
封をされたティーバッグのバリア性に関しても、48時間以上水中に浸して防水性を確認するなど、広範囲にわたる社内テストによるチェックがなされております。たとえそれ以上の時間でも、このティーバッグの内部に水は浸みこんでこないことでしょう。
これらは、NEWBYの工場が英国小売業協会(BRC:British Retail Consortium)の食品安全企画である「Global Standards for Food Safety」において2005年以降ずっとAランクを保持してきた理由のいくつかでしかありません。
以上のように、NEWBYでは、厳選された茶葉をさらに、紅茶の中心的な生産地であるインド・カルカッタにある、最新鋭の空気清浄と温度・湿度管理設備を誇る自社工場にて保管、ブレンド、パッキングすることで、ガーデンから収穫された直後の新鮮さ、風味、特色を保つようにしております。
摘まれてからパッケージングまでの期間はたった3ヶ月間。これは競合他社の多くと比較して4分の1の期間です。収穫された茶葉の保存にここまで気を配っている会社は他にありませんが、NEWBYはこの事をもっとも重要視しております。
(引用・参考: Newby Teas 資料、Gulf Connoisseur October/November 2013、Fine Foodies –Autumn 2012、Boughton’s coffee house –March 2013)
5. Newby’s creative passion and dedication – neither cheap, nor expensive, but the best.